名古屋の高校で保育学ぶ高校生が「1日保育園」

保育を学ぶ高校生たちが、実習の一環で地域の子どもたちを預かる「1日保育園」を開き、子どもたちと工作をしたりして楽しみました。
「1日保育園」を開いたのは、名古屋市昭和区にある桜花学園高校の保育コースで学ぶ高校3年生で、学校内の空きスペースで、希望があった2歳から5歳までの子ども13人を無料で預かりました。
高校生たちは事前に、夏をテーマに部屋の壁を装飾したり、工作の材料を準備したりして臨み、子どもたちと音楽に合わせて踊ったり、画用紙を使ってうちわを作ったりして実際の保育を体験しました。
中には親と離れて泣き出したり、部屋の中を走り回ったりする子もいましたが、高校生たちは一人ひとりの子どものやりたいことやペースに合わせて丁寧に対応していました。
この1日保育園は新型コロナを理由に近隣の保育園で実習ができなくなった3年前から始まりましたが、実習ができるようになった現在も、年に12回ほどのペースで続けられています。
参加した高校生の1人は「将来保育士になる準備ができていい体験になります。一人ひとりの子どもに寄り添える保育士になりたい」と話していました。