愛知 新型コロナ感染者が9週連続で増加

今月9日までの1週間に定点把握された愛知県の新型コロナウイルスの感染者数は1医療機関あたりの平均で11.46人で、定点把握での公表を始めて以降、9週連続で増加しています。

愛知県は、県内195の医療機関で行われた定点把握による今月9日までの1週間の感染状況を発表しました。
それによりますと、感染者数はあわせて2235人で、前の週より449人増えました。
1医療機関あたりの平均は11.46人で、前の週の9.16人と比べて2.30ポイント増え、県が定点把握での感染者数の公表を始めたことし5月18日以降、9週連続で増加しています。
保健所別では、県所管で12.67人、名古屋市で11.66人、豊橋市で8人、岡崎市で5.64人、一宮市で12.17人、豊田市で9.89人となっています。
また、新型コロナに感染して県内の医療機関に入院している人は、12日夜の時点で486人で、今月5日の時点と比べて101人増え、感染者のための病床使用率も32.5%で3.6ポイント上がりました。
このうち、重症患者の数は7人で、今月5日の時点と比べて2人増えました。
感染の増加が続いていることから、県は、基本的な感染対策に加え、医療機関を受診する際や高齢者施設を訪問する際、せきなどの症状がある場合はマスクを着用するよう呼びかけています。
【岐阜 6週連続で増加】
岐阜県が13日に発表した新型コロナウイルスの感染状況です。
県内87の医療機関が今月9日までの1週間に把握した感染者数は、1医療機関あたりの平均で10.95人と、前の1週間と比べて2.49人増え、6週連続で増加しています。
新型コロナが5類に移行した後、10人を超えるのは初めてです。
地域別では、西濃圏域が13.73人、中濃圏域が13.44人などと多くなっています。
12日時点での病床使用率は11.8%、確保病床数は748床で、入院患者数は88人です。
重症者はいません。