東海3県 猛暑の一方で大気不安定になり急な雷雨も

12日の東海3県は午前中から気温が上がり各地で35度以上の猛暑日となりました。
広い範囲で大気の状態が非常に不安定となっていて、午後には雷や突風をともなう雨が降りました。

気象台によりますと、12日の東海3県は高気圧に覆われて午前中から気温が上がりました。
愛知県と三重県では「熱中症警戒アラート」が発表され、午後4時半までの最高気温は、愛知県岡崎市で36.4度、愛知県蒲郡市と三重県桑名市で35.9度、岐阜県揖斐川町と多治見市で35度などと各地で35度以上の猛暑日となりました。
愛知県によりますと午後3時までに熱中症やその疑いで救急搬送された人は36人で、このうち1人の死亡が確認されました。
死亡したのは西尾市の90代の女性で、午後1時すぎに農作業をしていた畑で倒れているのを家族が見つけ、病院に搬送されましたが、死亡が確認された
ということです。
熱中症で救急搬送された人が死亡したのはことし初めてだということです。
一方、暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で東海3県では広い範囲で大気の状態が非常に不安定となっていて、午後から各地で雷や突風をともなう雨が降りました。
愛知県蟹江町では午後3時半までの1時間に34ミリの激しい雨を観測しました。
気象台によりますと、今後も13日夕方にかけて局地的に激しい雨が降るおそれがあり、1時間に降る雨の量はいずれも多いところで岐阜県で50ミリ、愛知県で40ミリ、三重県で30ミリと予想されています。
気象台は、竜巻などの激しい突風、落雷などに注意するとともに、発達した積乱雲が近づく兆しがある場合には建物内に移動するなどして安全を確保するよう呼びかけています。