伊勢神宮近くの土産物店街で大雨で側溝にたまった泥を掃除

6月の記録的な大雨で浸水被害を受けた三重県伊勢市の伊勢神宮近くの土産物店などが並ぶ通りで11日、側溝にたまった泥などを取り除く作業が行われました。

伊勢神宮の内宮近くにある土産物店や飲食店などが並ぶおはらい町とその周辺では6月2日の記録的な大雨でおよそ30の店舗などが水につかりました。
11日は内宮周辺の店や住民でつくるまちづくり団体や地元の自治会、それに伊勢市からおよそ300人が参加して、側溝にたまった泥などを取り除く作業が行われました。
参加者たちは専用の道具を使って店の前の側溝のふたを開けたあと、スコップなどでたまった土砂などをすくって土のう袋に入れていました。
中には記録的な大雨の影響で流されてきたとみられる、コンクリートの破片のようなものも見られ、参加者はスコップで取り除いていました。
参加した飲食店の経営者は「これから台風のシーズンになるので、土砂を取り除いたことで水も流れやすくなったのではないかと思います」と話していました。
まちづくり団体の前田世利子会長は「土砂を取り除くことで皆さんの意識も高まったと思いますし、住宅や店舗が守られると実感してもらえるのではないかと思います」と話していました。