愛知 豊橋 介護施設の合同就職フェア

介護現場の人手不足が続く中、高齢者や障害者の施設などで働く人材を確保しようと、愛知県内の事業所が参加する合同の就職フェアが愛知県豊橋市で開かれました。

この催しは愛知県社会福祉協議会などが9日に開いたもので、豊橋市の会場には高齢者や障害者の施設を運営するおよそ40の事業所がブースを設けました。
それぞれのブースでは介護の仕事に関心がある人たちが事業所の担当者と面談を行い、仕事の内容や休みの取りやすさなどの条件をメモをとりながら熱心に聞きとっていました。
愛知県のことし5月の介護関連の有効求人倍率は4.31倍で、深刻な人手不足の状況が続いています。
フェアに参加した高齢者施設の担当者は「人材が思うように集まらず、このままだと高齢者が十分なケアを受けられなくなる心配がある。現場では最新の機器や設備を導入するなどして職員の負担を軽減しているので応募してほしい」と話していました。
また、高齢者の介護に携わりたいという男子大学生は「会社によって特色があることがわかったので今後、見学に行って働きやすそうな職場を探したい」と話していました。