被災者に車貸し出し支援継続へ 寄付金募集

6月東海地方などを襲った記録的な大雨で、車が使えなくなった人などに無料で車を貸し出す取り組みを行っている団体が、支援を継続するためインターネット上で寄付金を募るクラウドファンディングを始めました。

6月はじめの記録的な大雨では、愛知県の豊橋市や豊川市などで多くの車が水につかり、日本カーシェアリング協会は豊橋市に拠点を設けて被災者に車を無料で貸し出す取り組みを行っています。
協会によりますと、豊橋の拠点には、これまでに想定を超える255件の申し込みがありましたが、用意できた車はおよそ100台だということです。
協会では、車の寄付を呼びかけるとともに、今後も、被災した人たちに車を貸し出す支援を継続するため、クラウドファンディングで寄付を募ることにしました。
300万円を目標に9月26日まで「READYFOR」のサイトで受け付けています。
日本カーシェアリング協会の吉澤武彦代表は「寄付された車を必要な場所に運ぶためにも燃料代や高速代などの費用がかなりかかる。被災した人たちが日常を取り戻す上で必要な車を届け続けるために支援をお願いします」と話しています。