中1男子生徒死亡事故から5年 安全運転呼びかけ

愛知県豊橋市で中学1年の男子生徒がトラックにはねられ死亡した事故が起きてから、5日で5年となるのにあわせ、男子生徒の遺族や警察官などが現場の交差点で交通安全を呼びかけました。

平成30年7月5日、豊橋市野依町の交差点で、自転車で通学途中だった当時、中学1年生の石渡睦規さん(当時13)が左折してきた大型トラックにはねられて死亡しました。
事故から5年となる5日は、石渡さんの両親や通っていた学校の教師、それに警察官など20人あまりが事故現場に集まり事故が起きた午前7時40分ごろに静かに祈りをささげました。
このあと、集まった人たちはプラカードを掲げてドライバーに安全運転を呼びかけるとともに、小学生や中学生の登校を見守り、車をよく確認して横断するよう声をかけていました。
石渡さんの母親の真代さんは「突然、息子がいなくなり胸に大きな穴が開いてしまってもう埋まることはなく、悲しいとか苦しいという気持ちは変わることはありません。生きていたら息子は18歳です。息子の友達は車の免許の取得を考えるころだと思います。車は便利な乗り物ですが、ちょっと確認していなかったとか一瞬、携帯電話を触っていたとか、ささいなことで命を奪ってしまう凶器にもなるということを忘れずに、安全に運転してもらいたいです」と話していました。