大垣市ホームページにAI使いふりがな 外国人に読みやすく

岐阜県大垣市は6月から市のホームページの文章にAI=人工知能を使ってふりがなをつけ、外国人などが読みやすくする取り組みを始めました。

大垣市のホームページの上部には6月から「やさしい日本語」と書かれたボタンが表示されていて、クリックするとAIで自動的に▼漢字にふりがながつき、▼文節ごとにスペースが入るほか、▼難しい言葉はわかりやすく言い換えたり意味の解説が付け加えられたりします。
大垣市にはおよそ6000人の外国人が住んでいて、ホームページを英語や中国語、ポルトガル語、韓国語に翻訳する機能はすでにありましたが、ほかの言語を使う人がいることや簡単な日本語であれば読める人も多いことから導入しました。
また、子どもなどが読むことも想定しています。
サービスを提供している会社によりますと、岐阜県内の自治体でこうした取り組みは初めてで、すでに700回ほど見られているということです。
大垣市の石田仁市長は「出水期を前に準備できたので災害時の避難などにも利用してほしい。今後も市民がわかりやすく情報を得られるよう改善を進めていきたい」と話していました。