子どもの運動機能低下防ぐ教室 愛知・岡崎

コロナ禍で、運動不足になった子どもたちのバランス機能の低下が懸念されることから、小児医療の専門家などが主催する運動教室が25日、愛知県岡崎市で開かれました。

岡崎市で開かれた運動教室は小児医療やスポーツ科学の専門家らによる研究チームが開き、市内の3つの小学校に通う、1年生から3年生の児童30人あまりが参加しました。
運動の内容は音楽に合わせたダンスが中心で、研究チームが子どもたちのバランス機能の向上を目指して開発しました。
子どもたちは、スタッフの説明を聞きながら、しゃがんだり大股で前後左右にステップを踏んだりする練習を繰り返し、楽しみながら体を動かしていました。
研究チームは、運動教室をあわせて8回開き、子どもたちの運動機能を測定して、効果を検証した上でダンスを県内の小学校に広めたいとしています。
愛知県三河青い鳥医療療育センターの伊藤忠専任研究員は、「バランス機能が低いと将来的に転ぶなどして大けがをするリスクが高まる。開発したダンスは、バランス能力とお腹や足の筋肉を鍛えることができるので、今後普及していきたい」と話しています。