マイナ保険証 愛知や三重でもトラブル 情報正しく反映されず

全国でトラブルが相次いでいるマイナンバーカードと一体化した健康保険証について愛知県内と三重県内の開業医などでつくる団体が調査したところ、情報を読み取れなかったり、他人の情報がひも付けられたりするなどのトラブルがあったことがわかりました。

愛知県内で開業する医師や歯科医師などでつくる「愛知県保険医協会」は協会に加盟する5401の医療機関を対象に「マイナ保険証」についてのアンケート調査を行い、結果を公表しました。
それによりますと、回答した937の医療機関のうち565の医療機関が「トラブルがあった」と回答したということです。
具体的には、加入者の情報が正しく反映されていなかったケースが最も多い403件で、次いで保険証を読み取る機械の不具合で情報を読み取れなかったケースが251件あったということです。
また、他人の情報がひも付けられていたケースも16件あったということです。
また、「三重県保険医協会」が医師や歯科医師を対象に調査を行ったところ、106人がトラブルがあったと回答したことがわかりました。
政府はマイナンバーカードをめぐる問題が相次いで明らかになっていることを受けて、データやシステムの総点検や新たな誤り事案が生じないようにするための仕組みづくりなどを進めることにしています。