愛知医科大学病院の人工呼吸器外れた事故 看護師を書類送検

5年前、愛知県長久手市の愛知医科大学病院で入院中の生後7か月の男の子の人工呼吸器が外れる事故があり男の子は脳に重い障害が残りました。
警察は男の子の姿勢を変える際に呼吸器が外れないようにする注意を怠った上にすぐに医師に報告するなど適切な対応を取らなかったとして担当した看護師3人を業務上過失傷害の疑いで書類送検しました。
捜査関係者などによりますと5年前の平成30年、長久手市の愛知医科大学病院で肺炎などで入院していた生後7か月の男の子の人工呼吸器が外れる事故がありました。
男の子は脳に十分な酸素が送られず低酸素性脳症で重い障害を負い、5歳になったいまも寝たきりの状態が続いています。
警察が当時の状況を詳しく調べたところベッドに寝ていた男の子の姿勢を変える際に呼吸器が外れないようにする注意を怠った上にすぐに医師に報告するなど適切な対応を取らなかったことがわかり、当時、処置を担当した看護師3人を業務上過失傷害の疑いで書類送検しました。
両親は病院のある大学に対して賠償を求める訴えを起こしています。