愛知県「スマートシティ」のモデル事業に刈谷市など3市町

最先端の技術を取り入れた都市「スマートシティ」を実現し地域課題の解決につなげようと、愛知県はタブレット端末で撮影した歩く様子をAI=人工知能で分析し、健康づくりのためのアドバイスを行う刈谷市の取り組みなどをモデル事業に選びました。

今年度、愛知県の「スマートシティ」のモデル事業に選ばれたのは刈谷市、日進市それに幸田町の3つの自治体の取り組みです。
このうち、刈谷市では若い世代に健康づくりへの意識を持ってもらおうと、タブレット端末で撮影した歩く様子をAI=人工知能で分析し、歩く姿勢などについてのアドバイスを行ったり、専用のアプリで1日ごとの運動の目標などを配信したりするということです。
また、日進市では災害時に買い物ができなくなるおそれのある住宅地でドローンを使った買い物代行サービスを行い、飛行ルートの検討などを進めることにしています。
このほか、幸田町ではタクシー料金の助成を受けている高齢者に支払いに利用できるICカードを配布し、支払いの効率化を図るとともに、利用実績のデータを集めて利便性などを調べるということです。
3つの市町では、6月から事業を始める予定で、県は取り組みの成果を県内の自治体で共有することにしています。