アジア大会組織委 競泳などの東京への会場変更の提案を決定

3年後に愛知県内を中心に開催されるアジア競技大会の組織委員会は15日に理事会を開き、競泳や馬術などの競技会場を東京に変更することやオリンピック競技などのほかに野球・ソフトボール、それに空手を実施するよう主催者側に提案することを決めました。

組織委員会の理事会は名古屋市内で開かれ、この中で組織委員会の会長を務める愛知県の大村知事は「大会の成功につなげたいが、一方で華美、過大な大会運営は許されないということをしっかり肝に銘じ、進めていかなけれなならない」と述べました。
また、名古屋市の河村市長は「自称・大都市名古屋からすると会場を東京に変更するのはかっこ悪いなという感じだが、その分おもしろくできるよう知恵を出しながら考えていかなければいけない」と述べました。
そして、理事会では、競泳と飛び込みの会場を、名古屋市総合体育館のプールから東京アクアティクスセンターへ馬術の会場を、愛知県森林公園から東京のJRA馬事公苑へ、それぞれ変更する案を決定しました。
また、これに伴って、水球の会場を、春日井市温水プールから名古屋市総合体育館のプールに変更する案も決定し、大会の主催者のOCA=アジア・オリンピック評議会と協議することになりました。
このほか、理事会では、オリンピックの実施競技などに加えて、野球・ソフトボール、それに空手を実施するよう主催者に提案することを決定しました。