速度超過で事故 中学校教諭を懲戒免職 愛知県教育委員会

愛知県岡崎市の中学校の教諭が去年3月、制限速度を86キロ上回る速度超過による事故を起こしたとして、愛知県教育委員会はこの教諭を13日付けで懲戒免職にしました。

懲戒免職の処分を受けたのは岡崎市内の中学校に勤務する24歳の男性教諭です。
県教育委員会によりますと、教諭は去年3月、岡崎市宇頭町の制限速度50キロの国道で、時速およそ136キロで赤信号に変わった交差点に入り、対向車線から右折してきた乗用車と衝突し、対向車を運転する30代の男性に膝や腰を骨折する大けがを負わせたとして、過失運転傷害の疑いで検挙されました。
教諭はことし6月、裁判所から執行猶予のついた懲役3年の判決を言い渡されています。
教育委員会の聞き取りに対し教諭は「友人との待ち合わせ時間に間に合わせるため、急いで運転をしてしまった。被害者やその家族、周りの人たちの人生に大きな迷惑をおかけし、生徒、保護者、職員にも迷惑をおかけし、大変申し訳ない」と話しているということです。
県教育委員会は、この教諭を13日付けで、懲戒免職処分にしました。
愛知県教育委員会は「学校や教職員に対する信頼を損ない、深くおわびします。あらゆる機会を通じて不祥事防止に対する職員の意識の喚起に努め、不祥事の根絶を図っていく」としています。