岐阜 下呂 マイナンバーカードで認証 スマホに市から通知

岐阜県下呂市はマイナンバーカードで認証を受けた住民のスマートフォンに、乳幼児健診や就学援助の決定などの通知を個別に送る取り組みを始めました。
下呂市は東海3県の自治体で初めての取り組みだとしています。

この取り組みは住民の利便性の向上や郵送料の削減をはじめとする行政の業務負担の軽減などをねらいに下呂市が始めました。
住民は専用アプリを入れた自分のスマートフォンにマイナンバーカードを近づけ認証を受けると市の通知を受け取ることができるようになります。
まず、送られるようになったのは乳幼児健診の案内や小中学生の保護者向けの学校給食費納入計画、就学援助の決定通知書といった子育て世代向けの通知です。
下呂市は3月末のマイナンバーカードの交付率が岐阜県全体を上回り75%近くになっていて、今後、この取り組みをほかの通知にも拡大したいとしています。
下呂市デジタル課の長尾飛鳥さんは「通知を郵送で受け取るかデジタルで受け取るのかライフスタイルにあわせて選べるようにしていきます。さらに住民の利便性を向上させたい」と話していました。
下呂市によりますと、マイナンバーカードの認証でオンラインで個別に通知を行う取り組みは東海3県の自治体では初めてだとしています。