介護現場などの負担を減らすロボットなど紹介 名古屋で展示会

人手が足りない介護や医療の現場でケアを担う人の負担を減らすロボットなどを紹介する展示会が名古屋市で始まりました。

名古屋市千種区の「吹上ホール」には介護や医療の現場で使われる製品を手がける国内のおよそ100社が集まりました。
このうち介護用ロボットのブースでは、介護者が腰に取り付けることでベットに寝たきりの高齢者の体位を変えたり起き上がらせたりする時に腰への負担を4割程度、軽減できることが紹介されました。
体験した人は「ロボットをつけていない時と比べて体の楽さがまったく違う」と話していました。
別のブースでは、寝ている人の動きを赤外線カメラなどで感知できる見守りシステムが展示されました。
ベットから離れたり脈拍に異常があったりした場合にアラームが鳴る仕組みで、開発した企業の担当者が離れた場所から複数の高齢者の状態を把握でき転倒防止や急変に対応できると説明していました。
展示会を主催した社会福祉法人「名古屋市総合リハビリテーション事業団」の冨板充さんは「介護の現場では抱え上げや見守り、入浴時のサポートのニーズが高く、ここで紹介されている製品を積極的に使いながら安全で安心な介護をしていってほしい」と話していました。
この展示会は27日まで開かれています。