“天使の歌声”ウィーン少年合唱団指導者が小学校で指導

天使の歌声として知られるウィーン少年合唱団の指導者が静岡県熱海市の小学校を訪れ、子どもたちに合唱を指導しました。

ウィーン少年合唱団は、新型コロナの影響で4年ぶりに来日し、各地で公演を行っています。合唱団を指導している香港出身のジミー・チャンさんが19日、熱海市の小学校を訪れました。

体育館に集まったのは、指導を希望した歌好きの子どもたち30人余りです。
さっそくジミーさんは、みずから見本を見せながら声の出し方を伝えました。体全体を使って、自分の声をバスケットボールのゴールに入れるように、遠くに飛ばす感覚で声を出すようアドバイスしました。

このあと、童謡「ふるさと」をみんなで歌いました。ジミーさんは、「ヨーロッパでは話すことと同じように歌います」などと通訳を介して伝え、子どもたちはジミーさんのピアノに合わせて歌声を響かせていました。

6年生の女の子は「おなかから声を出せば大きな声が出て歌いやすかったです。次の合唱のときに生かせそうです」と話していました。

ジミーさんは「歌には歌詞があって人の文化とつながっています。子どもたちには合唱を通じて文化を伝えることを学んでもらいたいです」と話していました。

ウィーン少年合唱団は今月27日に熱海市で公演を行う予定だということです。