名古屋市営交通 100周年記念の催し

地下鉄やバスを運行する名古屋市営交通の事業が始まって100周年を記念する催しが12日から名古屋市のデパートで始まりました。

名古屋市営交通は1922年に民間の路面電車を市営化したのをスタートに100周年を迎えました。
名古屋市中区のデパートで始まった催しでは、名古屋市営交通のこれまでの歴史を写真や展示物で振り返ることができるようになっています。
このうち職員の制服は昭和、平成、令和の3つの時代のものが紹介され、デザインは時代の流行にあわせて詰め襟からスーツになったほか、通気性のいい素材を使うようになったということです。
また、市営バスの運転席を模したコーナーでは、車内アナウンスや扉の開閉ボタンを押す体験ができ、訪れた家族連れが運転士の気分を味わっていました。
名古屋城などがあるこの催しのために作られたジオラマでは、一度に2人が地下鉄の車両などを操作でき子どもたちの人気を集めていました。
名古屋市交通局の今林仁さんは「100周年ということでこれまでの感謝とこれからもよろしくお願いしますという思いで開催しました」と話していました。
この催しは松坂屋名古屋店で14日まで開かれ、13日はことし1月に地下鉄の4つの駅名が変わったことで取り替えた車内の路線図などおよそ4000点の部品の販売が行われます。