“ノッポさん”の高見のっぽさん死去 戦争中は岐阜県に疎開

NHK教育テレビの子ども向け番組「できるかな」で「ノッポさん」として長く親しまれた俳優の高見のっぽさんが心不全のため88歳で亡くなりました。
自伝などによりますと高見さんは戦争中、戦災を避けるために現在の岐阜県笠松町に家族と疎開していました。

当時の小学校にあたる「国民学校」で同級生だった内藤吉雄さん(88)は父親の影響で演劇好きだった高見さんが「チャップリン」というあだ名で呼ばれていたと話しました。
学芸会で高見さんが書いたシナリオで劇を上演したことや、
タップダンスを披露したり、チャンバラごっこでフェンシングのようにふるまったりしていた高見さんが印象に残っているということです。
テレビに出るようになった高見さんを昔の演劇好きの少年が
そのまま大人になったようだと見ていた内藤さんは高見さんが亡くなったという知らせについて「最近では一緒に遊んでいた同級生も多くが亡くなっており高見さんが亡くなったのはさみしいです」と話していました。