あしなが学生募金 遺児の奨学金へ寄付呼びかけ 津

病気や災害などで親を亡くした子どもたちへの奨学金のために寄付を募る街頭活動が津市で行われました。

この街頭活動は、「あしなが学生募金」のための、寄付の呼びかけを行うもので、30日は東海3県では5か所で行われました。
このうち、津市の津駅周辺では、奨学金を利用する大学生やボランティアなど、あわせて、およそ50人が参加しました。
そして、通りがかった人たちに、「みなさんの寄付が大きな力となって遺児たちの進学の夢をかなえます」などと、寄付を呼びかけました。
「あしなが育英会」によりますと、奨学金を受けとる家庭では、物価の高騰などによる経済的な影響が大きくなっているということです。
街頭活動を行った大学3年生の米田渉さんは「高校生の時に病気で父親を亡くしました。奨学金で進学ができ、夢に向かって勉強をしています。後輩の遺児たちの負担を少しでも減らせるようこれからも活動に取り組んでいきたい」と話していました。