子どもたちへの支援よびかけ あしなが学生募金 名古屋

病気や災害で親を亡くした子どもたちを支援するあしなが学生募金の街頭での活動が名古屋市で行われました。
あしなが学生募金の街頭での活動は例年、春と秋に行われ、経済的に苦しい環境に置かれている子どもたちを支援する奨学金を募ります。
ことしの春の活動が全国各地できょうから始まり、名古屋市中心部の栄地区でも奨学金を利用する大学生など17人が街頭に立ちました。
そして「みなさんの協力が親を亡くした遺児たちの進学の夢をかなえます」などと募金への協力を呼びかけていました。
あしなが育英会によりますと、3月1日時点で愛知県で340人、岐阜県で117人、三重県で88人が奨学金を利用していて、新たに支援を希望する学生からは物価高が家計に影響を与えているという切実な声が寄せられているということです。
小学6年生の時に母親を病気で亡くした大学生の長瀬百笑さんは「コロナ禍の影響は収まってきても遺児家庭には生活が苦しいところがまだまだ多いことを知ってもらいたい」と話していました。
街頭での募金活動は今後、愛知県内は23日と4月29日と30日に、岐阜県と三重県では23日と30日に行われます。