名古屋 介護施設で外部の人招き催し コロナ拡大以降3年ぶり

名古屋市の介護施設が、新型コロナウイルスの感染拡大以降見合わせてきた外部の人を招いた催しを3年ぶりに開き、施設では今後、感染対策を続けながらさまざまな取り組みを再開させたいとしています。

この施設は名古屋市中川区の「デイサービスセンターもみの木」で、17日、寿司職人を招いて実演ですしを握る催しを開きました。
施設を利用している20人が参加し、職人が手際よくすしを握っていく様子を見学したあと、ビニールのカーテンで感染対策を取ったテーブルで、さっそく握りたてのすしを味わっていました。
この施設では新型コロナの感染拡大以降、施設の外の店に出かけたり、講師などを招く催しはすべて取りやめていましたが、このところ感染状況が落ち着いているとして今回、3年ぶりに外部の人を招いた催しを開いたということです。
施設ではマスクの着用に加え換気や消毒などの感染対策を続けながら、今後、さまざまな取り組みを再開して施設の活気を取り戻していきたいとしています。
小酒井仁所長は「利用者の元気な表情を見られて職員もうれしい。感染は不安だが、できることから再開させたい」と話していました。