将棋 藤井六冠 令和4年度53勝11敗 6年連続勝率8割超
将棋の藤井聡太六冠(20)の昨年度の成績が確定し、53勝11敗、勝率8割2分8厘でいずれもトップを記録したほか、年間の勝率は6年連続で8割を超えました。
藤井六冠は八大タイトルのうち、竜王、王位、叡王、王将、棋聖の保持していた5タイトルをすべてを防衛したほか、3月には「棋王戦」を制して羽生善治九段(52)以来となる「六冠」を達成し、最年少記録も更新しました。
日本将棋連盟によりますと、藤井六冠の昨年度の成績は53勝11敗、勝率は8割2分8厘と6年連続で8割を超えたほか、勝ち数と勝率でトップを記録しました。
中でも先手の対局は33勝2敗と、94%を超える勝率でした。
藤井六冠は、「棋王」獲得後の会見で昨年度の対局を振り返り、「タイトル戦でも大変なシリーズが多かった中、粘り強く指して結果につなげられたのは大きな収穫だった。これからも大きな対局が続くのでよい状態で臨み、しっかり実力を高めたい」と話していました。
藤井六冠は、5日開幕の「名人戦」七番勝負と、4月11日から始まる「叡王戦」五番勝負に臨み、これらのタイトル戦を制すると、羽生九段以来となる「七冠」を最年少で達成することになり、注目されます。