”こども大学” 三重県伊賀市で小学生が研究者から植物を学ぶ
春休み中の小学生たちが三重大学の研究者から植物の仕組みなどを学ぶ「こども大学」が三重県伊賀市で開かれました。
この催しは科学に興味を持ってもらおうと三重大学などが毎年、春と夏に開いているものです。
28日は三重大学の伊賀市の研究拠点がある「ゆめテクノ伊賀」に地元の小学生およそ40人が集まり、植物について学びました。
催しではまず、研究拠点の紀平征希副拠点長が植物の中には水や栄養の通り道があることを伝えました。
続いて子どもたちはキンモクセイの葉を歯ブラシでこすって、水などの通り道となる葉脈だけを残し、色をつけた標本を作り、顕微鏡で観察する実験を行いました。
また、菜の花やマーガレットなど4種類の花を摘み取ってそれぞれの花粉の形の違いを観察したり、スギ花粉に水を浸して膨らんだ花粉が破裂する様子を調べたりするなどして身近な場所にある植物の仕組みや面白さを学んでいました。
参加した小学5年生の女子児童は「葉っぱの葉をこすると透明になり、染めたらこんな風になると知って感動しました。自分が知らないことを知ることができてとても良かったです」と話していました。