「スマートシティ」愛知県内6市の取り組みは

先端技術を活用して地域の課題を解決する「スマートシティ」を広げようと、愛知県がモデル事業に選んだ県内6つの市の取り組みについての報告会が、17日名古屋市で開かれました。
愛知県の「スマートシティ」のモデル事業に選ばれたのは、岡崎市、春日井市、半田市、刈谷市、豊橋市、それに、大府市の6市の取り組みです。
名古屋市で開かれた報告会では、6市の職員が県や自治体の職員などにこれまでの事業の成果や課題などを報告しました。
このうち、岡崎市では、中心市街地の渋滞緩和を図るため、駅から大河ドラマ館へ移動する観光客に、1人乗りの電動式の乗り物を貸し出す事業を行ったところ、一定程度、大きな混雑の回避につながり、利用者の75%から安全だという評価を受けた一方で混雑時などの利用には配慮が必要だと報告しました。
また、複数の交通機関の予約などを一括して行えるアプリを活用して公共交通機関の利用を促す事業に取り組んだ春日井市は、今後も事業を継続した上で検証する必要があると報告しました。
県は、ほかの市町村にも、同様の取り組みを広げたいとしていて、3月24日から新たなモデル事業の提案を募集する予定です。