愛知・安城の立てこもり 「解雇されて腹が立った」と供述
16日、愛知県安城市の人材派遣会社の事務所で51歳の元従業員が女性を人質にして立てこもり監禁の疑いで逮捕された事件で、元従業員が調べに対し「解雇されて腹が立った」などと供述していることがわかりました。
元従業員は去年7月ごろにこの会社を退社しているということで、警察が詳しいいきさつを調べています。
16日午後、愛知県安城市新田町のビルの3階にある人材派遣会社の事務所で、元従業員の鈴木教仁(51)容疑者が従業員の女性に包丁を突きつけるなどして、およそ1時間40分にわたって立てこもり、監禁の疑いで警察に逮捕されました。
鈴木容疑者は容疑を認めているということですが、その後の調べに対し「解雇されて腹が立った」などと供述していることが警察への取材で新たにわかりました。
警察によりますと鈴木容疑者は去年7月ごろにこの会社を退社していたということです。
また鈴木容疑者は元同僚の女性が1人で仕事をしていたところを訪れ持っていたバールで事務所内にあるものを壊し「社長を呼べ」などと要求したということです。
そして警察が駆けつけた際、女性を腕で抱え込み首のあたりに刃渡りおよそ17センチの包丁を突きつけていたということです。
警察は動機や事件に至った詳しいいきさつを調べています。