愛知・春日井 小学生がマスクについて考える授業

3月13日以降、マスクの着用が個人の判断に委ねられるのを前に、マスクについて考える授業が8日、愛知県春日井市の小学校で行われました。

授業が行われたのは、春日井市立玉川小学校で、5、6年生の児童およそ120人が参加しました。
講師は、最前線で新型コロナの対応に当たってきた藤田医科大学病院の岩田充永副院長が務め、まず、新型コロナはインフルエンザよりも感染力が強く、ほとんどの人は軽症ですむものの中には重症化して命に関わる人がいることを説明しました。
その上で、マスクは感染から自分を守るだけでなく、他人に感染させない効果が大きいので、身近に重症化しやすい人がいたりしてマスクを外さない人がいるかもしれないが、それぞれの考えを尊重することが大事だと伝えました。
また、児童からの「マスクを外したらまた新型コロナがはやるのではないか」という質問に対して、岩田医師は「可能性はあるが、大事なのは、重症化する人を守る体制を整えることだ」と答えていました。
話を聞いた児童の1人は、「どんなときも臨機応変に考えて行動していきたいと思いました。マスクは、ほかの人のことも思いやりながら付けたり外したりしたい」と話していました。