コピー商品などの輸入差し止め件数「依然多い」 名古屋税関
名古屋税関は、去年1年間のコピー商品などの輸入の差し止め件数を発表し、前の年と比較して、3割ほど減少したものの、1481件と依然として多い状況が続いています。
名古屋税関によりますと、去年1年間に商標権などを侵害しているとして偽ブランド品やコピー商品などの輸入を差し止めた件数は、前の年と比べて3割ほど減少したものの、1481件と依然として多い状況が続いています。
品目別では、多い順に衣類が668件、バッグ類が321件、靴類が220件などとなっています。
去年は、特に男性用治療薬を含む医薬品やトレーディングカードをはじめとした玩具類などの偽物の差し止めが目立ったということです。
増加している個人でのコピー商品の輸入を取り締まるため、去年10月から施行されている改正関税法で、海外の業者から個人でコピー商品などを輸入することが禁止されています。
名古屋税関の熊崎政志知的財産調査官は、「コピー商品の中には、健康被害をおよぼす恐れがあるものも紛れています。インターネットサイトで商品を購入する際は、正規のサイトを使用するようにしてほしい」と呼びかけています。