愛知 “性的マイノリティーに理解を” 弁護士らライブ配信

同性婚をめぐり、各地で起こされている裁判を担当している弁護士らが17日、性的マイノリティーの人たちへの理解を広めようと、動画配信サイトでライブ配信を行いました。

ライブ配信は同性どうしの結婚が認められないのは憲法に違反するとして裁判が起こされている、名古屋や東京、大阪など5か所を結んで、「YouTube」で行われました。
ライブ配信でははじめに、これまでに1審では3つの地方裁判所で判決が出ていて、それぞれで判断が分かれていることや、名古屋ではことし5月に判決が言い渡されることなどが紹介されました。
また、ライブ配信の中では、2月、更迭された総理大臣秘書官の同性婚をめぐる差別的な発言について、視聴者からコメントが寄せられました。
これに対して、弁護士は「性的マイノリティーをめぐる問題について身近で話してもらうことが理解につながるのではないか」などと答えていました。
今回の配信に関わり、自身も当事者の松本直也さんは「今回のライブ配信を行うことで、変化を起こそうとしている人がいることを伝えたかった。決して希望を捨てないでほしいというメッセージが届けられたらいいです」と話していました。