官製談合事件で元会長起訴の石材会社のグループ会社指名停止に
中部空港沖の埋め立て工事をめぐる官製談合事件で、三重県尾鷲市の石材会社の元会長が名古屋地方検察庁に起訴されたことを受けて中部地方整備局は16日、元会長が経営していた同じグループの建設会社に対し、1か月の指名停止の措置をとりました。
三重県尾鷲市の石材会社「丸昇石材」の元会長は、中部空港沖の埋め立て工事に伴う護岸建設に使う石材の入札をめぐり、先月、官製談合防止法違反などの疑いで愛知県警に逮捕され、14日、名古屋地方検察庁に起訴されました。
これを受けて中部地方整備局は「丸昇石材」と同じグループの会社で、元会長が経営していた尾鷲市の建設会社「丸昇建設」に対し、16日から1か月の指名停止の措置をとりました。
これにより「丸昇建設」は、中部地方整備局が発注する工事契約の入札などに1か月間参加できなくなります。