名古屋城の堀の水「クリーンアップ作戦」

長年の汚れがたまってしまった名古屋城のお堀の水をきれいにしようと、名古屋市内の洗車機メーカーが「クリーンアップ作戦」に乗り出すことになり、10日、汚れを分解する特殊な砂をまきました。
名古屋城のお堀には空堀のほかに水が入った堀がありますが、長い間に渡って蓄積した汚れがたまりにごっています。
このため名古屋市内の洗車機メーカーが「クリーンアップ作戦」に乗り出すことになり、10日は名古屋城の北側にある広場に名古屋市の河村市長など関係者が集まりました。
この中では主催した洗車機メーカーの竹内英二代表取締役が「100年以上名古屋市で事業を行っている。名古屋市への恩返しとしてシンボルである城の堀をきれいしたい」とあいさつしました。
そして、河村市長と竹内代表取締役がスコップを使って堀の中に特殊な砂をまきました。
開発した会社によりますと、この砂は汚れの原因となる有機物を吸着し、バクテリアが分解することによって水を透明にする効果があるということです。
今月いっぱいかけて船を使って砂をまく予定で、ことしの秋ごろには透明な水になることが期待できるということです。
名古屋市の河村市長は「こいや金魚が泳ぐ姿が見えるぐらいきれいになってほしい」と話していました。