仕事の魅力をPR 愛知県警がアニメを制作
少子化の影響などで警察官を志す若者が減る中、愛知県警察本部が、名古屋市の専門学校などと連携し警察の仕事の魅力をPRするアニメを制作しました。
6日午後、愛知県警のホームページなどでアニメが公開されるのに先立ち、制作に携わった専門学校の学生や声優らに警察から感謝状が贈られました。
アニメの主人公は交番勤務を始めたばかりの若手警察官です。
仕事で失敗しながらも先輩の支えを受けて成長し、自身も後輩を指導する頼もしい警察官に育っていくストーリーです。
学生たちは実際に交番を取材して作画やストーリーの構成に臨み、およそ9か月かけてアニメを完成させたということです。
アニメを制作した男子学生は「たくさんの人に見てもらえて頑張った甲斐があった」と話していました。
愛知県警の警察官採用試験の受験者は少子化などの影響で昨年は1961人と10年前の半分以下にまで落ち込んでいます。
アニメはYouTubeなどのほか、県内各地の映画館でも映画の予告編などとともに上映されるということで、県警は幅広い層にアプローチしていきたい考えです。
愛知県警察本部警務課採用センターの池田あゆみ巡査長は「警察の仕事に興味を持つきっかけにして1人でも多くの人に受験して欲しい」と話していました。