岐阜 関市「超短時間雇用」職員募集 子育て中の女性など対象

岐阜県関市は「超短時間雇用」の制度を導入し、働く時間などに制約がある子育て中の女性などを対象に1週間あたり8時間程度チラシ作成などの業務にあたる会計年度任用職員を募集することになりました。

関市によりますと関市に住む25歳から29歳までの女性のうち、仕事に就いている人と失業中の人を合わせた割合は未婚の人が94.5%なのに対し既婚の人は69.5%と25ポイント違うなどいわゆる「子育て世代」の女性の間で差が生じているということです。
関市は結婚や出産を機に、働く時間や場所に制約が生じ退職することが要因の1つとなっているとして「超短時間雇用」の制度を導入することを決め、新たに会計年度任用職員を募集することになりました。
週8時間程度の勤務でチラシの作成や、デジタルデータの入力などの業務にあたりことし4月から勤務を始めるとしています。
募集は市のホームページを通じて2月1日から始め、オンライン面接などを経て2人採用する計画で、働く時間や場所についても相談に応じるとしています。
関市は「超短時間雇用」の職員を募集するのは全国の自治体で初めてではないかとしています。
尾関健治市長は「働き方の多様性を関市としても応援していきたい」と話しています。