ボードゲーム通して林業学ぶ授業 三重・御浜町の小学校

林業について楽しみながら学んでもらおうと開発されたボードゲームを活用した授業が三重県の小学校で行われ、児童たちがゲームを通して木材の仕入れから販売までの経営に挑みました。

三重県御浜町の御浜小学校で行われた授業には5年生の児童34人が参加しました。
授業で挑んだのは林業の経営をゲームを通して楽しみながら学んでもらおうと三重大学と地元で林業を営む「熊野林星会」の人たちが開発したボードゲームで、木材を製材するということから「セーザイゲーム」と名付けられいます。
児童たちはプレーヤーとして製材業の経営者になり、森林から切り出された木材を仕入れて加工し、販売するまでを疑似体験します。
ゲームでは講師として訪れた実際の林業の経営者の助言も受けながら、質のよい丸太を競りで仕入れたりより高く売ったりすることに挑戦し、どのような過程で木材が届けられているかを学んでいました。
参加した児童は「最初はわかりませんでしたがだんだんコツが分かってきて楽しくなりました」と話していました。
熊野林星会副会長の野地良成さんは「ゲームで興味を持ち、人出不足の林業に人が来てくれればと思います。日本全国に広がってほしいです」と話していました。