名古屋大学病院 希少がん患者へ無料相談のホットライン開設
名古屋大学病院は数が少ない「希少がん」の患者が最適な治療を受けられるよう相談に応じるホットラインを開設しました。
ホットラインを開設したのは名古屋大学病院が令和4年設立した希少がんを専門に扱う「希少がんセンター」です。「希少がん」は肉腫や中皮腫など年間の患者発生数が人口10万人あたり6人未満のがんで、ほかのがんに比べて診療を専門的に行う医師や医療機関が少なく、情報も不足しているのが現状です。このため名古屋大学病院は患者が正確な情報を得て最適な治療を受けられるよう支援するため、ホットラインを立ち上げたということです。
ホットラインは無料で受け付けは月曜日、水曜日、金曜日の週に3回、午前10時〜午後2時までで、電話番号は052−744−2667です。
名古屋大学病院希少がんセンターの西田佳弘副センター長は「患者さんが自分の希少がんにより合ったところで診療を受けられるよう支援し、不安を解消できるようにしたい。気軽に相談してほしい」と話しています。