「どうする家康」愛知県内の経済効果393億円と試算
2023年に放送されるNHKの大河ドラマ「どうする家康」について、愛知県内にもたらす経済効果がおよそ393億円にのぼるという試算を民間のシンクタンクなどがまとめました。
この試算は民間のシンクタンク「三菱UFJリサーチ&コンサルティング」と「名古屋観光コンベンションビューロー」がまとめたものです。
それによりますと、2018年までのNHKの大河ドラマの舞台となった都道府県ではドラマが放送された1年間、県外からの観光客が平均で宿泊客で7%、日帰り客で15%あまり増加したということです。
こうした実績から考えると「どうする家康」が放送される2023年1年間に愛知県を訪れる観光客は宿泊客が32万人あまり、日帰り客が437万人あまり増える見込みだとしています。
そして、増えた分の観光客が使う宿泊費や飲食費に加え、原材料など間接的なものも含めると、愛知県内にもたらす経済効果はおよそ393億円にのぼる見通しだとしています。
また、名古屋市内に限定すると、経済効果はおよそ140億円とみられるということです。
試算を行った団体では「愛知県にゆかりある大河ドラマの放送は新型コロナでいたんだ観光を盛り上げる大きなチャンスだ。ぜひ観光産業の回復と経済の発展につなげてほしい」と話しています。