11月8日は”い・い・は”で「刃物の日」岐阜県関市で供養祭
11月8日は「い・い・は」の語呂合わせで「刃物の日」とされています。
刃物の生産が盛んな岐阜県関市では家庭で使われなくなった包丁やはさみなどの刃物に感謝する、供養祭が行われました。
全国の刃物関係者は、語呂合わせなどから11月8日を「刃物の日」とし、生産が盛んな関市では、毎年、刃物に感謝する供養祭を開いています。
きょうは、市内の「関鍛冶伝承館」にある「刃物塚」の前に、包丁やはさみ、カミソリなど、全国からおよそ6万本の刃物が集められ、神事が行われました。
そして、参加者の代表たちが感謝の気持ちを込めて、玉串をささげました。
集められた刃物は、一度溶かしたあと、鋼材としてリサイクルされるほか、使えるものは災害用に保管されるということです。
岐阜県関刃物産業連合会では、全国500か所以上に回収箱を設置して、刃物のリサイクルを進めています。
刃物供養祭の田中彰事業委員長は、「刃物をリサイクルして使うことで資源を大切にできます。全国にこの動きが広がり、回収数も増えているので、もっと広めていきたいです」と話していました。