特殊詐欺への注意 一宮の喫茶店がコースターで呼びかけ

11日から愛知県内で始まった「秋の安全なまちづくり県民運動」にあわせ喫茶店の「モーニング」発祥の地とも言われる一宮市では来店客に特殊詐欺への注意を呼びかけるメッセージ入りのコースターを配る取り組みが行われています。

一宮市内の喫茶店100店舗では「秋の安全なまちづくり県民運動」にあわせ、来店客に犬のイラストともに「電話を録音して詐欺にあワン!」などのメッセージが書かれたコースターを配っています。
12日は警察官らが喫茶店を訪れ、一人ひとりにコースターを配りながら、「私は大丈夫」という思い込みに注意することや電話の録音機能や留守番電話を利用することを呼びかけました。
警察によりますと愛知県内では、ことしに入ってから9月末までの特殊詐欺の認知件数は666件で、8月以降、増加傾向にあるうえ、被害総額はおよそ13億円にのぼり去年の同じ時期を上回っているということです。
一宮警察署の古川祐志生活安全課長は「特殊詐欺について少しでも目に触れる機会があればと思いこのコースターを考えました。一宮市内のモーニング文化にあやかり広めていきたい」と話していました。