名古屋北区路上 2人刺した殺人事件 被告に無期懲役を求刑

3年前、名古屋市北区の路上で会社員2人を刃物で刺し殺害した罪などに問われている41歳の被告の裁判で、検察は「2人を殺害したことは極めて重大だ」などとして、無期懲役を求刑しました。

佐藤俊彦被告(41)は、3年前、名古屋市北区の自宅近くの路上で、近くに住むビルメンテナンス会社の社員、赤松英司さんと(当時41)同僚で愛知県大府市の小笠原智之さんを(当時44)サバイバルナイフで刺して殺害したとして殺人などの罪に問われています。
これまでの裁判で、佐藤被告の弁護士は「被告には、背中を刺したという記憶はない」と述べ、事件当時、統合失調症により自分で判断する能力が全くなかったか、著しく低下していたとして、無罪にするか、刑を軽くするべきだと主張していました。
21日の裁判で殺害された2人の妻などが意見陳述を行い、このうち赤松さんの妻は、「時間が止まっていて今も受け入れられません。夫の命、幸せだった家庭を返してほしい」などと話しました。
そして検察は被告に対し、「精神障害が重篤であったとは言えず、動機は身勝手なものであり、2人を殺害したことは極めて重大だ」などとして無期懲役を求刑しました。
裁判は22日結審し、判決は来月4日に言い渡されます。