東海地方で活躍 女性伝統工芸作家の作品展 三重 四日市

東海地方で活躍する女性伝統工芸作家の作品を集めた展示会が三重県四日市市で開かれています。

この展示会は愛知・三重・岐阜の東海3県で活躍する女性伝統工芸作家9人が集まったグループ「凛九」が開いたものです。
会場の四日市市文化会館には9人が制作した伝統工芸品、合わせて150点が展示されています。
このうち伊勢一刀彫の作家、太田結衣さんの「みやびやか」は高さ40センチほどの金魚が優雅に泳ぐ様子を表現した木彫りの作品です。
また、漆芸作家の大内麻紗子さんが作った神職などが履く「浅沓」は、和紙と布で形を作ったあとに何層にも漆を塗り重ねて美しく仕上げられています。
このほか会場にはそれぞれの作品のイメージを光と影を使い壁に映し出すプロジェクションマッピングも行われていて、幻想的な雰囲気の中で訪れた人は作品を楽しんでいました。
「凛九」代表の梶浦明日香さんは「作品を見て伝統工芸の素晴らしさを知ってもらうとともに実際に使っていただけるようになってほしいです」と話しています。
この展示会は9月4日まで開かれています。