刑事訴訟を学ぶドラマ形式の映像教材製作 名古屋大

成人年齢の引き下げで高校生が裁判員に選ばれるようになったことを受け、名古屋大学は、刑事訴訟について学ぶドラマ形式の映像教材を製作し、インターネット上で公開しました。

YouTubeで公開されているこの映像教材は、来年以降、高校生も裁判員に選ばれる可能性があることから、名古屋大学の宮木康博教授らのグループが、弁護士や元検察官などの監修を受けて製作したものです。
教材は、プロの俳優やスタッフを起用し、不倫関係にある男女間で生じた殺人事件を題材に本格的なドラマ形式となっています。
現在は2部構成のうち「前編」が公開されていて、事件発生から、警察による捜査、殺意を否定する被疑者を検察が起訴するまでの経過が具体的な刑事手続きとともに紹介されています。
後編は、来年春に公開される予定で、その後の裁判の様子が、裁判員の視点も含めて紹介されることになっています。
名古屋大学では今後、この映像教材を使った公開講座などを開くほか、ほかの大学や高校の授業などでも自由に使ってほしいとしています。
裁判員の候補となりながら辞退する人の割合は、去年も67%に上ることから、名古屋大学の宮木教授は「誰もが裁判員になり得るので、高校生など若い世代にもこうした映像を見てもらい、人が人を裁く意味を考えるきっかけにしてほしい」と話しています。