愛知大村知事「リニアは静岡の意向確認したい」
愛知県の大村知事は記者会見で、リニア中央新幹線の着工を認めていない静岡県が「建設促進期成同盟会」への加盟を求めていることについて、「沿線の都府県の意見では全般的に賛成の方向だった」と明らかにしました。
そのうえで、現在のルートでの整備などを条件とする意見も出たとして、近く、静岡県の意向を確認したいという考えを示しました。
静岡県は、環境への影響の懸念からリニア中央新幹線の着工を認めていない一方、今月2日には川勝知事が「建設促進期成同盟会」の会長を務める愛知県の大村知事に対し、加盟を求める申請書を手渡しました。
これについて、大村知事は16日の記者会見で「沿線の8都府県に意見を聞いたところ、全般的には静岡県の加盟に賛成という方向だった」と明らかにしました。
そのうえで大村知事は「現在のルートでの整備を促進することや、2027年の名古屋までの開業、2037年の大阪までの全線開業といった目標の達成を目指す立場であれば賛成だという意見も出された。静岡県の意向を確認する作業をやらないといけない」と述べ、近く、文書で静岡県の意向を確認したいという考えを示しました。