カゴメ NECとともに AI活用した営農支援の会社設立へ

名古屋市に本社がある食品メーカー・カゴメと、NECは、AI・人工知能を活用してケチャップなどの原料となる加工用トマトの営農支援を行う新会社を設立すると発表しました。まずは欧米で事業を拡大し、将来的には開発した技術を日本にも取り入れたいとしています。

カゴメとNECはオンラインで会見で、AIを活用して加工用トマトの営農支援などを行う新会社を来月ポルトガルに設立すると発表しました。
加工用トマトは、露地栽培のため自然環境の影響を受けやすく、生産者の技術によって出来栄えが左右されるということです。
このため新会社では、熟練した農家のノウハウをAIに学習させて、水や肥料の適切な量や時期を指示したり、センサーや衛星写真で、トマトの生育状況や農地の状態を把握できるようにしたりするサービスを提供します。
新会社は、主にヨーロッパやアメリカで事業を拡大し、将来的には開発した技術を日本にも取り入れたいとしています。
新会社のCEOに就任するカゴメの中田健吾スマートアグリ事業部長は「AIとICTの技術で、栽培環境に適した手法をリアルタイムに提供し、誰もが正確かつ効率的に無駄のない農業ができる世界を実現したい」と話していました。
農業の分野では、伊藤園と富士通が茶摘みの適切な時期を判断する技術を共同開発するなど、AIなどを活用した営農支援が広がっています。