認知症介護者向けアプリに関する説明会

認知症の人を介護する人たちの心の負担を減らそうと、名古屋大学の研究室などが開発し運用が始まったアプリを広く知ってもらおうという説明会が、名古屋市で開かれました。

アプリ「私の介護」は、認知症の介護を行う人が登録すると、ほかの介護者やケアマネージャーなどの支援者と匿名でメッセージをやり取りすることができます。
認知症についての知識や支援機関の情報なども掲載されています。
4月から本格的に運用が始まったこのアプリを広く活用してもらおうと、12日には医療・福祉の専門家や介護者などを対象に説明会が開かれおよそ60人が集まりました。
この中で、主任介護支援専門員の近藤芳江さんは、介護現場の課題として「相談先のわからない介護者にとっては抱える悩みを誰かに伝えることが大事」と訴えていました。
母親を介護していて講座のあとアプリに登録した参加者は「同じような境遇の人の話が聞ければ」と期待を寄せていました。
アプリの開発に携わった名古屋大学医学部の後藤康幸客員研究員は「介護者の負担が軽減されれば、認知症の症状も緩和されると思う。アプリの参加者からは助かっているという声もあがっていて、効果はあると実感している」と話していました。
研究室では、7月ごろまでアプリの参加者を募集しています。
詳しくは、電話070−8985−5697まで問い合わせてほしいということです。