愛知・常滑 貴重なタイルの保全プロジェクト

愛知県常滑市では戦前までタイルを製造していた会社の貴重なタイルの見本を残した建物が取り壊されることになり、全国の愛好家などが保全プロジェクトを行っています。

常滑市にある「東窯工業」では昭和初期まで、タイルの製造を行っていて、顧客への見本として平屋の建物3部屋の床や壁面に美術タイルなど計97種類が敷き詰められています。
当時では難しい鮮やかな赤色が美しいタイルなど、どれも大正から昭和にかけてのタイルメーカーの技術とデザインを知ることができる貴重なものだということです。
建物が取り壊されることになったため、全国のタイル愛好家が、貴重なタイルを保全しようとプロジェクトを始め、きょうは有志らがタイルの取り外し作業を行いました。
大工や左官職人などで構成されたメンバーたちはタイルが壊れないよう、1枚1枚目地に沿って、丁寧に切り離して取り外しを行っていました。
保全プロジェクトのメンバーの1人である本間智希さんは「常滑の貴重な財産をこれからも多くの人に知ってもらうために、なんとか残していきたい」と話していました。
保全プロジェクトではクラウドファンディングで資金を募り、取り外したタイルの展示なども行いたいということです。