名古屋大が認知症介護者向けの支援アプリを開発

認知症の人を介護する人たちの心の負担を減らそうと、名古屋大学などの研究グループが悩みなどを匿名でやりとりできるアプリを開発しました。

アプリを開発したのは、名古屋大学医学部の後藤康幸客員研究員らのグループです。
「私の介護」と名付けられたアプリは認知症の介護を行う人が登録すると、ほかの介護者やケアマネージャーなどの支援者と匿名でメッセージをやりとりすることができます。
例えば、認知症の夫を介護している人が「夫が怒りっぽくなり、戸惑っている」という悩みを投稿すると、支援者から「気を紛らわせるため、本人が楽しいと思うものがあるといい」といったアドバイスが寄せられたり、ほかの介護者からは「私の父も怒ってばかりの時期があり、苦労しました。あなたは立派です」といった、共感や励ましが届いたりしたということです。
このほか、認知症についての情報や支援機関についても掲載されています。
アプリの開発に携わった名古屋大学医学部の後藤康幸客員研究員は「介護者が不安な気持ちでいると認知症の症状は悪化すると考えられるので、このアプリで、介護者の負担感が軽くなることを期待している」と話していました。
研究室では7月ごろまでアプリの参加者を募集していて、詳しくは070−8985−5697まで問い合わせてほしいということです。