東北初公開!恐竜「カムイサウルス」の全身骨格標本 仙台

国内で化石が発見された恐竜「カムイサウルス」の全身の骨格標本が20日から仙台市の科学館で東北で初めて公開されました。

仙台市青葉区の「スリーエム仙台市科学館」では20日から恐竜の特別展が始まり最新の研究で明らかになった内容を反映した生体の復元模型や鳴き声を再現した装置などおよそ40点が展示されています。
このうち、東北で初めて公開されたのが「カムイサウルス」の骨格標本のレプリカです。
全長はおよそ8メートルで恐竜の全身の骨格標本としては国内最大だということです。
「カムイサウルス」はおよそ7200万年前に生息していたとされ、北海道むかわ町で全身のおよそ8割の化石が発見されたことから「奇跡の恐竜」とも言われています。
科学館が開館すると、夏休み中の子どもたちなど多くの家族連れが訪れ、写真を撮ったり真剣な表情で見入ったりしていました。
小学3年生の男の子は、「カムイサウルスは大きくてアジアにいたと知りびっくりしました。夏休みの自由研究はいろいろな恐竜の首の骨を数えてまとめたいです」と話していました。
スリーエム仙台市科学館の加藤博之副館長は「カムイサウルスのしっぽがこれだけ見つかるのはたぐいまれなことで、口は草食恐竜の特徴であるカモノハシのような形になっています。恐竜ファンもそうではない方もぜひお越しいただきたい」と話していました。
この特別展は来月25日まで開かれます。