宮城 新型コロナ4週連続増 県“今後も感染拡大のおそれ”

県内の新型コロナウイルスの感染者数は今月14日までの1週間では、1医療機関あたりの平均で7.98人と4週連続で増加しました。
県は「全国的に感染者数が増える傾向にあり、県内でも今後感染が拡大するおそれがある」として、基本的な感染対策の徹底を呼びかけています。

県が指定された県内91の医療機関からの報告をもとに公表した、今月14日までの1週間の新型コロナウイルスの感染者数は、1医療機関あたりの平均が7.98人で、前の週より3.40人増え、4週連続の増加となりました。
すべての保健所管内で1医療機関あたりの平均が前の週を上回っていて、県は「全国的に感染者数が増加傾向で、県内では去年もこの時期に増加し始めていたので、今後感染が拡大するおそれがある」としています。
県は、手洗いやうがい、それに暑くてもできるだけマスクを着用するほか、エアコンで窓をしめきらず適度に換気をすることなど基本的な感染対策を徹底するよう呼びかけています。
また、幼い子どもを中心に手足や口に発疹ができるウイルス性の感染症である「手足口病」の感染者数は1医療機関あたりの平均が5.56人と、今月11日に今シーズン初めての警報が県内全域に出されてから、警報を継続しています。
県は「基本的な感染対策のほか、赤ちゃんの便からも感染が広がるので、おむつ替えをしたら手をよく洗ってほしい」と呼びかけています。