“自転車盗難対策に活用を” 県警にワイヤー式の鍵を寄贈

県内で増加する自転車の盗難を防止しようと、仙台市の住宅メーカーが県警察本部にワイヤー式の鍵を寄贈しました。

18日は県警本部で寄贈式が行われ、仙台市の住宅メーカー「セキスイハイム東北」の社員から宮城県警の山田代幸生活安全部長とみやぎ防犯広報大使を務めるシンガーソングライターの萌江さんに自転車につけるワイヤー式の鍵が手渡されました。
鍵は合わせて1000個贈られ、県内の防犯イベントなどで活用される予定だということです。
「セキスイハイム東北」宮城支店の丹波裕之支店長は、「住宅メーカーとしてお客様には安心安全に地域で暮らしてほしい思いがあるので身近で起きる自転車盗難は悪質で許しがたい。街頭のキャンペーンなどで役立ててほしい」と話していました。
警察によりますと、県内では自転車の盗難が先月末までに890件と去年の同じ時期に比べて110件増加し、このうち7割ほどが無施錠だったということです。
県警生活安全企画課の三浦秀一犯罪抑止指導官は「短時間でも確実に施錠をするとともに、自転車についた鍵にワイヤー式の鍵などを活用して二重に鍵をかけてもらいたい」と呼びかけています。