羽生結弦さん描いた田んぼアートが見頃 角田

仙台市出身のフィギュアスケーター、羽生結弦さんの姿を色とりどりの稲で描いた田んぼアートが、角田市で見頃を迎えています。

宮城県南部の米どころとして知られる角田市では、西根地区の住民団体が地域を活性化させようと、さまざまな色や種類の稲を使ってキャラクターなどの絵を描く田んぼアートを行っています。
ことしも2019年から引き続き、仙台市出身のフィギュアスケーター羽生結弦さんがデザインとして採用され、白や紫、黄色など9種類の古代米などを使い、羽生さんと白い竜が描かれています。
住民団体によりますと、白い竜は古代中国で願望を成就させるなど縁起が良いものとされているとして、今回の田んぼアートには能登半島地震の被災地で復興が早く進むようにとの願いが込められているということです。
広さ5000平方メートルの水田の隣には、田んぼアートを一望できる展望台も設けられていて、訪れた人たちは写真に収めるなどしながらゆっくりと眺めて楽しんでいました。
角田市の50代の女性は「羽生さんの躍動感が上手に表現されていて、すごく迫力がある田んぼアートでした。大好きなので毎年見に来ています」と話していました。
この田んぼアートは、これから穂が出てくると色合いが変化していき、9月いっぱいまで見ることができるということです。